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常識であること

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日頃より海外の新聞や通信社の記事を目にするが、今ほど自分の人生や世界情勢を危惧しながら読んでいることはない。いち早く正確な情報を得ることこそが、極めて重要だと思う。冷静に正しく理解し、指図を受けてからではなく、自分で考えて行動する。そしてコロナウイルスが収束した世界で私たちはどのように生きていくのか。混乱前とはまったく異なる未来。「いまを伝えることば」を一つひとつ見つめることで、二歩三歩先を見据えて進めていければ。そう願い、始めます。

 

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4月27日付 The Guardianのサイトより。

コロナウイルスに感染し一時集中治療室にいたボリス・ジョンソン英首相が27日、公務に復帰。イギリスは初動対応の遅れからかなり批判を受けており、現在も日本と同様にPPE(personal protective equipment / 個人用保護具)の供給および検査の不足に陥っている。さらに今後の経済活動再開など出口戦略に迫られている。しかしながら、自身もウイルスに感染したことで、経済よりも命を重視するように舵を切っているようだ。それは、静養中にジョンソン首相から全国民あてに手紙が送られたことにも表れている。ちなみに日本では布製マスクが2枚送られてくる予定だったが、途中で頓挫。

 

本日のことば

new normal

杉田敏先生の著書『NHKラジオ 実践ビジネス英語 現代アメリカを読み解く』では以下のように説明されている。

new normal  新たな常識[常態]

2007年に始まった世界金融危機とそれに続くGreat Recessionのあとの「世界的な金融不安・不況の時代における新たな常識・基準」という意味で、流行語的に用いられた。現在は「以前は珍しかったり異例だったりする状況が、標準的で普通になっていること、当然だと考えられるようになっていること」を意味するフレーズとして、広く用いられている。

(余談:恩師杉田先生のラジオ講座を聞き始めて15年近くになる。今回のことばもテキストの中で数年前に既に学んでいた。テキストの中で学んだことがこのように実践で活かすことができるNHKラジオ講座「実践ビジネス英語」は、本物の英語力を身につけたい方に最適。)

 

「いまを伝えることば」の初回ではポストコロナについて取り上げたが、まさに現在の世界の動きはコロナ混乱の出口を求め徐々に動き出そうとしている。対応に成功した台湾、ベトナム、韓国、収束宣言をしている中国、規制が緩和されつつあるヨーロッパ各国、大統領選挙を見据え早急の規制緩和を押し進めるアメリカなど各国状況はさまざまだが、ポストコロナの世界においてその「明」と「暗」ははっきりとしてくるだろう。それは経済や金融だけでなく、リーダー不在の世界舞台において今後の覇権争いの大きな布石作りとなったということである。僭越ながら、日本という国はその議論のテーブルに着くことすらできない。それが近い将来のnew normal「新しい常識」になるかもしれない。

 

new normalは記事の中でこのように使われている。

physical distancing must become the “new normal”‘

social distancingという表現に代わりphysical distancingが使われているが、前者よりも互いの距離感覚に重きをおいた言い回し。人と距離をあけて接することは新しい常識になるに違いない。

またこのようにも記載されている。

“It’s what I described – and many others have used this phrase – a new normal that we’re looking for where social distancing will be a fact of life for quite some time to come and different ways of operating will have to be contemplated.” 

ポストコロナの世界ではどうも「距離感」がキーワードとなり、しかも生活に新しく根付いて行く可能性が高い。

 

中国・北京市では、公衆衛生向上を見据え、せきやくしゃみをする際は口と鼻を覆わない行為を禁止とするそうだ。「非文明的な」行いにあたるらしい。これも中国ではnew normalになるのだろう。世界共通のnew normalもあれば、国や地域ごとのnew normalも今後生まれてくる。それゆえに「新しい常識」に順応していくことが必要であると受け入れる前に、そもそもその新しい変化自体が必要なことであるのかどうかを検討し整理することが求められる。つまり、いままで以上に個々人が考えるという行為と向き合わなければならないということ。なぜなら、府に落ちないことに従い慣れてしまうことは極めて困難であるからだ。少なくとも、私は。

 

ちなみに、「制限・規制を解除する」はlift restrictionsという。

 

 

 

 

追記

世界的な専門家の中には、収束までには2〜3年、さらに終息までには10年以上かかるという見解もある。もちろん経済活動の再開もしなければならない。ポストコロナの時代はnew normalに順応せざるを得ないことは明らかなようだ。

 

 

 

 

 

 

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